1918年、オルトフォンはデンマーク・コペンハーゲンで誕生しました。
オルトフォンの歴史は、1918年にA.ピーターセンとA.ポールセンが創立したエレクトリカル・フォノフィルム・カンパニーにその源を発します。二人は、この会社から行った史上初の本格的な音の出る映画システム“SYSTEM PETERSEN OG POULSEN”の発表で世界に名を馳せました。エレクトリカル・フォノフィルム・カンパニーは、後にフォノフィルム・インダストリーA/Sと改称され、その傘下に、1951年オルトフォンA/Sが設立されました。
「オルトフォン」の名称自体は、既にこの以前からピックアップ製品等に対するブランド名として使用されています。「オルトフォン」は、ギリシャ語の「真正な」「正統な」を意味する“orto”と、同じく「音」を意味する“fon”の2つを組み合わせた造語です。オルトフォンはその名の示すとおり、終始「アナログサウンド」に関わって歩みを進めてきました。そして、自ら標語として掲げる“ACCURACY IN SOUND”の実現を一貫して追求し続けています。
約1世紀にわたる伝統と歴史の中で生み出されてきた数々の製品は、今もなお進化を続けています。HiFiカートリッジ、DJカートリッジ、トーンアーム、ケーブルなど、オルトフォンの歴史と最新技術を融合して再現されるアナログサウンドは、世界中のファンに愛されています。そして現在では、オーディオ関連製品だけでなく、その技術を医療機器や精密機器業界へと活かし、補聴器や音響測定機器などの開発も行っています。
オルトフォンジャパン株式会社は、1987年にデンマークortofon A/S の子会社として設立されました。輸入販売だけでなく、製品の企画・開発にも積極的に取り組み、
世界中のアナログサウンド普及に貢献する存在となっています。また、ドイツ Acoustic Solid社のアナログプレーヤーの輸入販売も行っています。